当院の患者様にもご協力いただきました、アルコール使用障害に関する調査研究が、精神科領域では伝統的な国際誌に出版されました。参加された患者様におかれましては、貴重なお時間をいただき大変ありがとうございました。
【結果】
1388名の患者さんのうち、7%程度はアルコール依存を疑うレベルの飲酒量でした。また、15%は、将来アルコール依存に進展するレベルの危険なアルコール飲酒量であることがわかりました。
後者の危険なレベルの飲酒量の患者さんのうち、医師を含めて他人から飲酒に対して注意を受けたのはわずか22%でした。
【メッセージ】
この結果から、アルコール使用障害の患者の頻度が多いことから、プライマリケアセッティングでのスクリーニングと、アルコール依存への進展予防を実施する大切さがわかりました。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0163834324000628?via%3Dihub
おく内科・在宅クリニックでは、臨床研究にも積極的に参加し、将来の医療へ貢献したいと考えています。
今後もご協力をお願いすることがあるかもしれませんが、何卒ご理解をいただけると幸いです。